れのん亭日乗


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2002年 11月〜


11月30日:

・本日は、お勉強しました。

 今日は朝6時半に飛び起き、午前7時35分に自宅を出て、我がロドスタで筑紫野市まで行きました。

 朝の高速道路は結構走行車両が多かったです。途中、古賀サービスエリアで朝食のうどんを食べて、太宰府インターを降りたのが丁度8時半ぐらいでした。

 で、「大野城まどかぴあ」と言う大きな公共施設で、午前と午後、それぞれ別個の業務研修会をみっちり受講してきました。

 午前の部は、「実践型内容証明の作成」を課題にして、元弁護士事務所事務長の経歴を持つ福岡県行政書士会の精通会員によるノウハウの全面展開。実務のエキスパートによる実に「実戦的」なる内容証明の書き方である。

 なるほど「内容証明」もこういう風に記述すると、ひじょーに効果的であるなと納得。

 我が事務所の場合、「多重債務問題解決」が主要な業務であり、うちで作成する内容証明は「消滅時効の援用」ばかりだなぁ、、、、。

 午後は、現役の公証人を招聘しての「公証役場」の実務についてのお勉強。研修の前半は、講師の公証人による「改正行政書士法」の解釈についてだった。

 「改正行政書士法」とは今年7月に施行したのだが、ようするに行政書士が「代理権」を獲得したワケなのだが、その「行政書士の代理権」について、現役の公証人から「解説」されるとは夢にも思わなかった。

 なるほど、この「行政書士の代理権」は、当の行政書士自身が自制的かつ限定的に解釈しまう傾向があるが、実のところとんでもない「宝刀」に成る可能性を内包しているのだと、あらためて感じ入った次第。

 さて、ようやく我が町北九州にたどり着いたのが午後6時、もうくたくた。

 本日を振り返るに「飯のタネ」は、身近なところにゴロゴロと転がっているのだなと、つくづく思う。

 「資格」だけで喰える時代は終わった。

 われわれは「国家資格者」であろうとする以前に、「事業者」としての「資質」と「信念」によりいっそうの磨きを掛けなければいけませんね。

 また、明日もがんばろう。


11月29日:

・我が事務所のスケジュール管理法


 やや体調不良な日々です。風邪の引き始めのようなカンジ。

 これから年末に掛けて忘年会の予定もちらほらなので、来るべきその日にそなえて体調整えるためにまた「断酒」しようかな、ははは無理か。

 でも昨年の今頃に比べると格段にマシではある。去年はタバコ臭い来訪者が来るとゲホゲホと咳き込んで大変だった。夜も寝てる最中に咳き込んで何度も目が覚めてしまっていた。現在は通院治療の甲斐あって改善されました。

 業務量も昨年比でかなり増えたけど、まだ、だいぶ余裕がある。やっぱりロータスオーガナイザーとパームをリンクさせて活用するようになって、時間とスケジュール管理が効率的になったせいだと思う。

 オーガナイザーは数年前から利用していたが、オーガナイザーにパームをシンクロさせるようになったのは今年になってからである。僕と補助者がそれぞれ1台づつのパームを持って、毎朝、コーヒー飲みながらパームで毎日のスケジュール確認と、業務遂行の工程管理をやる。

 オーガナイザーはいわゆる「グループウェア」でもあるので、LAN上の複数のPCで常に参照しながら電話の応対をしたりして新たなスケジュールを入力すればファイルサーバのオーガナイザーファイルに反映される。
 それを随時パームにシンクロさせておくと、外部でスケジュールを参照したり、また外部でパームに新たに入力した項目もシンクロしてPCのファイルに反映することが出来る。

 要するに、事務所でも外にいても家でくつろいでいてもオーガナイザー&パームで最新のスケジュール管理が出来ると言うワケなのである。

 出先でクライアントからの連絡などを携帯電話で受けてもパームがあれば、即座(少しオーバーです)に、適切な予定やアポ日時を回答することも可能。暗いところでも見えるし。

 どんな大金持ちでも自分の所有する「時間」をお金で買うことは出来ない。いかに「時間」を有効利用するかが、業務遂行能力のポイントであろう。

 なーーんてワケ知り風に聞いたような自慢バナシを垂れ流しても物笑いのタネになるだけだが、パーム(Palm:手のひらサイズの電子手帳と言ったら判る?)とオーガナイザーを使って、試しにすべてのスケジュール管理をしてみてはいかがでしょうか。

 きっと手帳で管理するより数倍の効率で仕事がはかどると思いますが、、。


11月28日:

・二十歳にして心すでに朽ちたり


 唐の詩人李賀の一節より。

    長安に男児有り

        二十にして心已に朽ちたり


 亡き風狂の革命浪人・竹中労が唐の詩人李賀はテロリストであったと書いてあったのを読んだのは、私がかろうじて20代であった頃であろうか。

 この歌が、絶望と諦念の果てのテロリズムについての心情なのかと私は思い、共感した。


 20代前半の大学生の頃、青っぽい「文学かぶれ」がことあるごとにほざく、ポール・二ザン「アデン・アラビア」の巻頭句「ぼくは二十歳だった。それがひとの一生でいちばん美しい年齢だなどと、だれにも言わせない。」なんてボクは気恥ずかしくて同意出来なかった。


 ところで、村上春樹が「ライ麦畑でつかまえて」を新訳すると言う。

 うーん、発行が古いかも知れないが現行の白水社版・野崎孝一訳でいいんじゃないか。この訳本は、現在でも充分に今日的であろう。

 そのことを確認するために、今、白水Uブックスの「ライ麦畑、、、」を読み直しているところではある。


 それで結局、断酒は1日のみであり、昨夜はビールと日本酒、それと寝掛けに「陶陶酒」を飲んでしまいました。


11月27日:

・昨日、断酒に成功しました。


 昨日は一滴もお酒を口にしなかった。数ヶ月ぶりのことである。

 1日でもお酒を断つことが出来たら、2日目もなんだかお酒を飲むのがもったいないような気がして、その惰性で3日目以降もお酒を飲まないままでいると言うのは、過去の「断酒歴」ではよくあることだった。

 最長の断酒期間は14年位前かな、ちょうど本屋を辞めて無職だった頃だが、「稼ぎも無いのに酒を飲めるか」と言う気持ちだった時に1ヶ月ほどお酒を一滴も口にしなかったことがある。

 その後、飲酒を再開した時のアルコールの効き方は強烈だったなぁ。

 余談ながら、私の母方の親兄弟は皆酒好きで血液型B型であった。母親の実家は北九州・若松の旅館であり、盆正月は親族が一同に旅館の大広間に集合して宴会をやった。

 そんな子供の頃の正月は実に盛大で楽しいものであった。若松も筑豊炭坑からの石炭の積み出し港としての活気がまだ残っていた。

 しかし、母親の姉弟は皆50代60代で早死にした。

 唯一酒嫌いであり長姉でもあったうちのお袋は、借金のことで皆に迷惑を掛け放題であり真っ先にくたばるべき人間であったが、ひとり最後まで生き延びた。

 私も、母親方の血筋を引いて血液型B型の酒好きである。ということは50代60代でポックリ逝ってしまう体質やも知れず、たまには断酒をしなければいけないとなぁ思ったりするのだ。

 ま、長続きしないけど、、、。

 本日の結果はまた明日報告することにしたい。


11月26日:

・本日のアサヒ・コムのニュースから

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「モヒカンや金髪は巨人に合わない」渡辺オーナー

 プロ野球・巨人の渡辺恒雄オーナーは、移籍交渉が決裂した近鉄の中村紀洋内野手について「現場とフロントが欲しいと言うから黙っていたが、モヒカンや金髪は巨人のカラーに合わな い。本音を言うと、ああいうタイプの人間はいらない。あんなのが巨人の4番や三塁手をやっていたら、子どもたちがまねをするじゃないか。いなくても勝つよ」と述べた。 (21:48)
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<れのん的コメント>

 辞書で調べてみると、以下、

 『憎まれっ子世に憚る』:人から憎まれるような者に限って世間に出て幅を利かし、威勢を揮う。

『泣く子と地頭には勝てぬ』:(泣く子が聞きわけのないことと、地頭が横暴であったところから)どんなに道理で争ってみても勝ちめのないことをたとえいう。

 とある。

 人間、天下を取れば何でもやり放題言い放題という見本だな。

 件の「よみうり」オーナーも学生時代(東大)は日本共産党の学生細胞として活動していたそうだから、その「スターリン主義的」DNAは、たとえ「転向」して幾星霜の歳月が流れようと、今だに厳然と保持されているようである。

 まぁ、「金髪」とか「モヒカン」とかは、中村のほうが子供と言うか今どきの若けーモンのマネをしたのであって、今更、子供らが中村のマネをするはずもなかろーと言うものである。

 「よみうり」の社員もあんなオーナーに牛耳られては、会社で出世するのはオーナーの茶坊主か、オーナーの権勢を借りてオーナー同様に下っ端に威張り散らすような野郎に決まっているから、ホント、息苦しいんだろうな。

 それとも金正日みたいに「偉大なるオーナー様」と言って無条件に奉られているのだろうか。

 ま、いいかどーでも。


11月25日:

・本日は一転して寒いです。

 昨日までの穏やかな「秋日和」とはうって変わって、本日は寒いです。おまけに体調も不良なり。

 私は寝相が悪く、昨夜は布団を蹴飛ばして上半身が無防備状態だったので風邪のひきはじめかも知れない。

 或いは毎日晩酌あるいは寝酒をちびちびやるので、肝臓が少し弱っているのかもしれない。

 先週、定例の内科医院に行ったときに待合室で医院が発行している小冊子を見ていたら、お酒を飲まない肝休日は1週間に2日は必要と書いてあった。

 酒好きにはなかなか困難な目標ではある。

 以前に比べて酒量は減って、現在は350mlの缶ビールを1本飲んで、あとはワインを1合ばかりちびちびやる程度だけど、夜全然飲まないでいるのは、却ってストレスが溜まるような気がする。

 ま、酒飲みの方便ではあるが、1週間に2度もお酒を断つのは、相当に難しいことであるのは確かだと思う。酒飲みの皆さん、そうでしょ?

 自分の場合、たばこを止めるのは以外と簡単だった。20歳前後から10年ばかりハイライトを愛飲していたが、上の娘が生まれた時にきっぱりと止めることが出来た。

 その1年後、母親の借金問題で悩まされた時に再びたばこに手を出したが、ほどなくしてまた止めて、以来、20年ばかりはたばこを吸っていない。

 現在はたばこを嫌悪しており、禁煙席の無いレストランやコーヒーハウスには行かないことにしている。

 今後一切お酒は飲まないとばかりに「断酒」するなら別だけど、たまには飲まないでおこうってのは、ホント、難しいと思う。

 そういうことで、なかなか自分の肝臓をいたわれないようです。


11月24日:

・昨夜はテレビドラマ「成り上がり」を最後まで観てしまった。

 ボクが大学を中退して北九州に戻ってきたのは、昭和53年春だった。

 あの頃の世の中も「不況」であり、大学7年中退で20代後半に差し掛かった「中途半端」な人間の就職先はなかなか見つからなかった。

 フマキラーのゴキブリ駆除剤の新製品をスーパーで宣伝するとか、学習塾の生徒募集の訪問営業とか、アルバイトを転々とした末にようやく北九州市内の中堅書店に正社員として就職することが出来たのが昭和53年9月だった。

 生来の本好きで本屋通いが日課のようなものだったので、書店員になった時は嬉しくてたまらなかった。

 丁度そのころにベストセラーだったのが矢沢永吉の「成り上がり」だったのを今でもよく覚えている。(後になってこの本を書いたと言うかゴーストライターとしてまとめ上げたのがあの糸井重里だったのを知った。)

 矢沢永吉の「キャロル」が華々しく登場したのがボクが大学に入った昭和46年の春であり、その頃のロックバンドは長髪中心のむさいハードロック系が主流だったので、革ジャン&リーゼントのオールディズ風のロックバンドの登場には、なにか「時代の変わり目」のようなものを感じたのだった。

 余談ながら、東の「キャロル」に対して名乗りを上げたのが西の「ファニーカンパニー」であり、このバンドのボーカルが桑名正博であった。

 昨日のドラマ「成り上がり」は、永ちゃんがキャロルで登場する前のハナシなので、60年代末から70年ごろのことである。

 あの頃は、みんな一途なところがあったなぁと思いながら、ドラマを観てしまった。

 しかし、ボクも涙もろくなったものです、、、、。

 


11月23日:

・勤労感謝の日ぐらいは休まなければ、、、、。

 本日は土曜日。 いつもは土曜日でもいちおう事務所にて仕事をすることにしているので、今日も平日通りに午前7時過ぎに起きてみたのだけど、昨日に引き続いてピーカン快晴の「秋日和」、そう言えば今日は「勤労感謝の日」だな休んでいいなと思い立ち、それでも事務所には行って事務所の駐車場でさささっと車を洗って、我がロドスタを駆ってドライブに出かけました。

 北九州都市高速道路経由で九州自動車道を一路南下、熊本インターの次の益城熊本空港ICで降り、西原村から長陽村経由、俵山のそばを通って、阿蘇山の真南から北側に向かって草千里経由で阿蘇山を縦断、JR阿蘇駅付近から国道212号を更に北上、途中国道387号線を通って玖珠ICから大分自動車道に入って鳥栖ジャンクション経由で九州自動車道で北九州に戻りました。全行程8時間。正味7時間は運転してました。

 高速道路以外はフルオープンでかっ飛ばしました。適度に冷たい風が心地良かったなぁ。今年最後のオープン乗りかも知れない。

 山道のワインディングロードが中心だったので、ロドスタの持ち味を存分に堪能しました。マツダ車が日本国内よりもヨーロッパとりわけドイツで人気である理由がなんとなく判ります。つまりハンドリングとサスペンションの正当な「堅さ」なんだろうと思う。(ははは「ワケ知り」モードです。)
 
 田舎の道は本当にきれいで快適だなぁ。北九州市の主要道路はいつもどこかほじくりかえしていて気が付いたらどこもツギハギだらけでゴツゴツしている。

 田舎の道路がきれいに整備されているのは、戦後自民党利権政治50数年の賜物なんだろう。

 ところで本日通行した国道387号線であるが、これでも「国道」なんだろうかと驚くような箇所が一部あった。普通車が離合出来ないような狭路の山道なのだが、地図では市町村道よりも明確な路線として明示されており、ホントにこの道を進んでいいのだろうかと不安を覚えたのであった。市町村道よりもみすぼらしい国道ってあるんだなと思った次第。

 ま、そんなこんなで今日はストレス解消してきました。


11月22日:

・今日はちょっと緩やかな天候です。

 この1ヶ月間はホント、例年になく寒かったけど、今日はちょっぴり緩やかな気温であります。

 それにしても天気予報も当てにならないなぁ。昨日とか一昨日は雨が降るんじゃなかったのかい北九州は。

 おかげで洗車しそびれて我がロドスタは汚いままなんである。でもしばらく天気が良さそうだからと車をきれいにするとすぐに雨が降ったりする。

 ムカシ、雑誌「アスキー」あたりで流行った「マーフィーの法則」ってヤツだったか、「起こる可能性のあることは、必ず起こる。」と言うことか。ん?違うかな?

 で、気が付くと11月も下旬である。そう、脈絡なく11月下旬なのである。

 この時期ってのは、実に自営業者にとっては辛い季節だなぁ、、、。

 だってボーナスとか無いんだもんね。

 まぁ、私も大学7年で中退の落ちこぼれなのであり、10数年間のサラリーマン生活で貰った最高額のボーナスは確か30万円程度だったので知れてるが、銀行とか損保生保あたりは今でも3桁のボーナス貰ってるようで、うらやましいかぎりではある。

 10年前に東京海上のプロ代理店研修生になって、東京海上の総合職は30代で年収1千万円を超えると言うのを聞いたときは、我が身を振り返りつつ愕然としたものであった。

 これ以上は、どう書こうと「負け惜しみ」になってしまうので止めるが、自営業者には自営業者なりの喜びがあることもまた確かではある。(でも、ボーナスみたいな年末一時金がが欲しいよーーーーー。だって新型のiBookが激しく欲しいのである。)

 そんなこんなで、本日は、タラタラと書いてしまいました。


11月21日:

・先日の消費者金融会社小倉支店からお電話ありました。

 今月18日の書き込みの続報である。

 あの日、消費者金融会社の方からお怒りの電話を受けたあと、私もひとまず頭を冷やしてから、下記のような文面を添えて、当方が編集した福岡県行政書士会の広報誌「行政書士FUKUOKA」122号を郵送しておいた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 拝啓 時下益々ご清勝のこととお慶び申し上げます。 

 先日は、弊事務所宛にご鞭撻のお電話をいただきありがとうございました。

 時に小職にも失礼な物言いがありましたとすれば、お許しください。

 さて、まことに勝手ながら、小職が編集発行しております福岡県行政書士会広報誌「行政書士FUKUOKA」を○○様に送付申し上げます。

 本誌の30ページより福岡県行政書士会会員・加藤清正先生の業務論文が掲載されております。裁判所関連業務の業際問題についての考察の一助になれば幸甚に存じます。

 また、弊事務所のホームページ( http://www.j-lennon.com )に於きましても、「行政書士が裁判所へ提出する書類作成業務を行うことの理由・正当性について」(福岡県行政書士会会員 青山 隆次郎)と言う業務論文がPDFファイルにより閲覧可能になっております。

 今後とも、弊事務所をお見知り置き宜しく、ご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

 末筆ではございますが、○○様のより一層のご活躍を祈念いたします。

                            敬具
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 消費者金融会社は「情報交換」すべき相手でもあるので、なにも「敵対」する「関係」のみに終始するわけにはいかないのである。

 で、本日、先方から電話を頂いた。

 先日とは打って変わった丁寧な言葉使いであった。当方ももちろん先日の非礼を詫びた。

 先方も前掲書面にある加藤清正先生をよくご存じで、時々電話すると言う。やはり加藤先生に対しては、素晴らしい知識の持ち主であると評価されておられたのであった。加藤清正先生は私の大師匠でもあります。

 最近は福岡県では、消費者金融会社経験者の行政書士資格取得者が増え、開業後は即戦力として「多重債務問題」の解決の窓口になって大活躍している事実がある。

 消費者金融経験者が「多重債務」に苦しむ人々の解決の窓口になるのだから、「鬼に金棒」とはまさにこのことである。

 このあたりの「泥臭さ」が行政書士の強みなのかも知れない。

 電話を頂いた方も是非とも「行政書士資格」を取得して、いつか、我々の戦列で頑張って貰いたいと切に願うのであった。


11月20日:

・10年前の今頃、、、

 10年前と言うと1992年にして平成4年なんであるが、その頃の私は東京海上火災保険のプロ代理店研修生2年目であり、だんだん厳しくなる保険契約獲得高(いわゆる収入保険料って言うやつです。)のノルマをかろうじてクリアしながら、持ち前の楽天気質で「まぁそのうちなんとかなるやろ」と毎週末は図書館に出かけて本を借りて、土曜日曜は自宅で本ばかり読んでいたのだった。

 パソコンもEPSONのPC386NOTE-ARを購入して仕事に活用する方法を模索していた頃だ。

 1984年に初めて購入したNECのPC8801mk2と1988年頃に購入したEPSONのNEC98互換機のPC286Vはまだ大事に使っていたけど、ノートパソコンを持ち歩いて仕事先や顧客の前で使いたいと考えたのだった。

 その頃はまだパソコンのOSはMSDOSが主流だったけど、ワープロは「一太郎」&ATOKを愛用して企画書や提案書などの書面を作成、データーベースは「桐」を使い顧客データの管理や見込み客の住所を打ち込んでタックシールに出力してダイレクトメールを出しまくったり、DOS環境でも簡易DTPを実現した「JG」で顧客向けのミニコミ誌「青空通信」を編集したり、この「JG」では業務案内チラシなども作ったりした。

 あの頃、定番だった表計算ソフト「ロータス123」でも、保険料算出のシートを作成して、計算がややこしい建設業者向けの「請負賠償責任保険」や「普通傷害保険」の算出を顧客の面前で即座に提案出来るようにしたりした。

 実際にPC386NOTE-ARを持ち歩いて顧客の前でデモしたのだったが、ノートパソコンとは言え3kgを越える重さなので結構大変だった。また、バッテリーの持ちも悪くて、バッテリー切れにヒヤヒヤしながらのプレゼンテーションだった。

 このノートパソコンは非常に良く出来たパソコンで、その後、メモリーを増設してWindows3.1を導入し、Windowsがどんなもんなのか試したこともあった。

 また、バッテリー駆動のモデムとPHSを接続して外部環境でのパソコン通信にも成功したことがある。まだPC−VANとかNiftyの掲示板全盛の時代であった。

 愛着のあるものは捨てがたく、今でもこのPC386NOTE-ARは事務所に置いて、時々動かしている。「テトリス」とかしたりして、、、。


11月19日:

・書籍紹介

 配信を受けているメーリングリストの紹介で下記の書籍を購入しました。

・題 名:「逮捕・起訴」対策ガイド
・副 題:市民のための刑事手続法入門
・著 者:矢野輝雄
・発 行:緑風出版
・定 価:2000円+税

・カバーからの引用:
 万一、あなたやあなたの家族や友人が犯人扱いされたり、犯人となってしまった場合、どうすればよいのか? 気が動転したりしてパニックになってしまうことが多いはず。
 本書はそういう人たちのために、逮捕から起訴、そして裁判から万一の服役まで刑事手続法の一切を、あなたの立場に立ってやさしく解説する。


<れのん的コメント>

 著者の矢野輝雄氏は香川県の行政書士でもあり、以前には「はじめての民事訴訟・裁判で泣かないための知識とノウハウ」(同友館)と言う「民事裁判入門」の良書を上梓されている。

 よく聞くハナシとして満員電車で痴漢と間違われて逮捕されたとか、身に覚えのないことで犯人に仕立てられてしまい、判決も出ないうちに社会的生命を抹殺されてしまうとか、もしかしたら他人ごとではないこのご時世である。

 「刑事事件」とは何か、万一「逮捕」されてしまったらどう対処すべきかなどなど、是非とも知って置きたいことを一般的に判りやすく説明してくれる非常に良くできた解説書である。

 前掲の「はじめての民事訴訟」と併せて読むことをおすすめします。

 なおこの書籍は出版社のホームページからも購入申し込みをすることが出来る。私の場合、発注から2日後に郵送されてきました。「アマゾン」よりも早いです。



11月18日:

・某消費者金融会社小倉支店からの電話


 最近にしては珍しく挑発的でかつ激高した相手からの電話であった。

 本日のお昼過ぎにうちの事務所に掛かってきた電話のことである。

 見出しのとおり、その電話の相手は某消費者金融小倉支店の支店長と思しき人物であった。

 ま、ウチの相談者がその会社から融資を受けて1回も返済しないまま自己破産しましたご免なさいスンマセンじゃ、怒り心頭に発するのもムリはなかろう、とひとまず同情してみるとして、いきなり喧嘩腰でインネン吹っかけられたらこっちもつい呼応してしまうわなぁ。

 「なんちやーキサンこのー、文句があるならウチに来んかコラ!」と思わず口走りそうになったが、そう言ってしまっていたら収集がつかなくなってお互い引くに引けずとことん最後までいくところだった。

 口喧嘩は、相手の「論理」もしくは「屁理屈」の壇上にあがってしまったら負けである。にこやかにかつ冷静にはぐらかしながらこちらの主導権の方向に持っていかなくてはいけない。ちょっと反省。

 でもオレってやっぱ喧嘩弱いです、すぐキレそうになるもん。喧嘩は高度な頭脳プレーなので、キレてはいけません。キレるのは精神的に弱い証左でもある。その点、ウチの補助者のほうが根性座っていて頼もしいのであった。

 相手も返済催促のプロなので、こちらの「言葉尻」を捉えながら、上手く追い込みに引っ張っていくことに長けているなぁと、ちょっとばかり感心しました。

 でも、そんなに悔しいなら、裁判所に「意見書」を提出したり、「債務名義」を取得して強制執行かけたり、「免責申立」に対して異議を申し立てたり、それでもダメなら最後は「免責審尋」の現場にいきなり出かけていって「申立人」を驚愕させたりとかしたら良いと思うのだが、、、、。

 そもそも、破産しそうなニンゲンにお金を貸してしまうような「与信システム」に問題はないのだろうか?

 とまあ冷静になってあーだこーだと思うのでありました。


11月17日:

・エステ業者のカラ・ローン

 うちの事務所に来た相談者が本人申立による自己破産申立をした。

 自己破産の申立の際には、申立人が抱えるすべての「債務」について明記して申し立てる。

 「債務」とは、金融業者からの借金だけではなく、クレジットやローンを利用した物品購入、携帯電話の延滞金、家賃の滞納分、個人からの借金、他人の債務であっても自分が連帯保証人になった分、などなどである。

 自己破産申立が受理されると即日「受理票」と言う、裁判所が自己破産申立を受け付けたと言う「証明書」を発行してくれるので、それを上記全ての債権者に送付する。

 その受理票が債権者に送達されて自己破産申立の事実について知ることになって以降は、電話や訪問による取り立て行為は出来なくなる。(「債務名義」取得による法的回収=強制執行は、「免責確定」までは可能である。)

 で、物品購入(車や電化製品)分については、購入製品を債権者に返却しなければならないことになっているのである。

 さて、くだんの相談者のケースであるが、債務の中に「エステ使用料」残債務30数万円分があったのであるが、申立後に、その債権者であるGKクレジットから裁判所宛に「意見書」が送付されてきたのであった。

 「意見書」には要約すると「ローンで購入した美容機器をまだ返却して貰っていないので、破産申立人に早く返却するように伝えてくれ」と言うふうに書かれてあったのだった。

 ところが申立人としては子供が通う幼稚園の父兄同士と言うことで知り合ったエステ業者からがんじがらめにされて、つい契約してしまった「エステ使用料」は記憶があるが、「美容機器」を購入した覚えはなく、当然にして手元には債権者に返却すべき物品が無いのでどうしたらいいかと言ってきたのである。

 相談者には、「エステ使用料」が「美容機器購入」になった経緯について「エステ業者」に問いただすように指示したところ、そのエステ業者は大慌てで「美容機器」はうちの店に保管しているのでそれを相談者あてに送るから、債権者のGKクレジットには相談者から返却して貰いたいと言うことだった。

 そんなエステ業者がいつ買ったかわからないような使い古しの「美容機器」を送って貰ってもなぁ。それにその血相変えた慌てぶりは何?

 要するにこのエステ業者は違法なる「カラローン」の事実について、つまり相談者には「エステ使用料」として、クレジット業者に対しては「美容機器」と言うことにしてローンを組み、その代金はちゃっかり着服していたことを「自白」したようなものである。

 んでもって当職は、そんな悪徳エステ業者の片棒を担ぐことは無いので全ての経緯について時系列での経過報告を明記した上で、「美容機器」は返却不能である旨を上申することを指示し、ことなきを得たのであった。

 ホント、今回の相談者に限らず、女性の場合、エステがらみ、あと「サミット何とかナショナル」だったか補正下着等のネットワーク販売代理店がらみの多重債務問題が頻発しております。

 本日はいつになく本業がらみの話でした。では、では。



11月16日:

・パソコンショップのジャンク市

 午前中、事務所へ向かう途中、パソコンショップに立ち寄った。

 事前に「ジャンク市」開催の情報を入手していたので、なにか掘り出しモノがないかと覗いてみたのだけど、既にハイエナ・ジャンカーに美味しいところは喰われてしまっていた。

 MacはLC575とかPM8100−100AVがあったけど、3980円の値付けではちょっと触手が伸びなかった。1980円だったら買ってたかも知れない。

 でもLC575はきちんと再生して、幼児や小学校低学年の児童に与えるのには最適だと思う。それなりに高速だし、子供が絶対に喜ぶ外国製のフリーのゲームソフトが沢山ある。定番だけど「おばあちゃんとぼく」とか「ピーターと狼」なんかのCDソフトは今でも色褪せてはいない。

 Macだとメニューが英語であっても子供は感覚的にすぐに操作するようになる。そして、教えなくてもいつのまにかキーボードをスイスイと操っていたりする。おまけに英語にも知らず知らずに溶け込んでいくのである。

 実は私のMac入門機はパフォーマ575だった。1994年の秋に購入したのだけど、あのころで25万円もした。実装メモリが8Mしかなくて、すぐにメモリを増設したのだけど、16Mの72ピンSIMMが5万円だった。

 その後、外部スピーカー、ビデオキャピュチャーカード、TVチューナー、外付けハードディスク、スキャナー、サイクエスト社のリムーバブルハードディスク、などなどを追加して、立派なマルチメディアパソコンとして大活躍したのだった。

 また、廃刊してしまった雑誌「マックライフ」のモニターでデジタルカメラのクイックテイク100も当選して、デジカメが普及する遙か以前からデジカメで遊ぶことが出来ていた。

 購入してから1年間、仕事以外の時間はこのMacの前にずっと座りっぱなしで、それこそ寝食を忘れて没頭したのだった。

 それは、1984年に初めて8ビットパソコンを入手した時の数年間と同様の興奮と刺激に満ちた日々であった。

 こんなに楽しくてすべてにおいてハイセンスなパソコンがこの世にあったんだなぁと思った。

 Macは「感性」に刺激を与え、活性化してくれるツールでもあった。

 最初にインターネットに接続成功したのも、最初にホームページを作ったのもこのパフォーマ575だった。Windows95が発売される前のことである。

 あの頃、Macで出来た事は、基本的には現在とほとんど変わらない。変わったのは、パソコン本体が高速になったこと、インターネットも高速かつ安価になったことぐらいではないか。

 おっと、ジャンク市のハナシがMacネタに脱線してしまったけど、ジャンク市で購入したのは結局、イヤホンの巻き取りホルダー1個100円ぐらい、これは、iPodのイヤホーンの線がいつもだらだらと邪魔だったので、それがすっきりして便利になりました。


11月15日:

・本日のYahoo!ニュースから

<北九州市職員>強制わいせつ容疑で逮捕 大阪に出張中

 大阪府警天満署は14日、北九州市八幡東区役所納税課係長、木下徹容疑者(50)を強制わいせつ容疑で逮捕した、と発表した。木下容疑者は税金滞納者への徴収業務のため、大阪に出張中だった。調べでは、木下容疑者は13日午後11時ごろ、大阪市北区西天満4の路上で、女性(18)の胸を触り、キスするなどした疑い。 (毎日新聞) [11月14日19時48分更新]


<れのん的コメント>

 私の住居は北九州市八幡東区大蔵3丁目である。川沿いを河内貯水池に向かう途中、神田杉の実保育園の向かい側あたりである。

 当然、管轄の役所は八幡東区役所なのであり、ま、ちょくちょく行くのであるが、行くたんびに思うのであるが、役所ってホントのどかだなぁ。

 役所に用事があって来ている一般庶民のかたがたは結構険しい顔をしてたりなんかするけど、カウンターの向こう側、すなわちチホー公務員の面々は、のんびりしているとゆーか、既に脳軟化症の一歩手前状態のツラ構えとゆーか、なんなんだろう緊張感が消え失せた怠惰にゆるみきったあの顔!顔!顔!

 いつだったか、午後4時40分頃に八幡東区役所の2階(納税課があるフロアだな)に行ったときだが、既にカウンター内側の数人が帰り支度を終えて、ボケーと何もせずに座っているのを目撃したことがある。そいつらは午後5時の終業のベルが鳴り終わらないうちに、さっさと帰ってしまったのであった。

 ま、このニュースの猥褻納税課係長も、大事な公務はそこそこに出張先ですっかり舞い上がって、煩悩のウリウリを全面展開してしまったようである。

 脳死状態のお役所仕事を毎日続けていると、世間の常識とかに疎くなってしまうとゆーか、それとも、役人だったら一般庶民をどう弄ぼうとかまわないと、つい、職場での作法が出てしまったのかもな。

 オレらの税金をこんな野郎の給料や退職金に使うのはまっぴら御免故、コイツを即、懲戒解雇処分にしろ!!


11月14日:

・ちょっと痩せたかな、、、、、。

私の身長は162cmなんであるが、体重はギリギリ60キロ台をキープしていると信じている。

 信じているから、けっして体重計などには、絶対に、神に誓って、わざわざ載ったりしないのである。だから体重計の針が70キロを超えていたとしたら、それは体重計がおかしいのである。ははは。

 思えば、10代の半ばで身長の伸びが止まって以来、体重はとゆーと、10代の後半は55kgぐらいだったろうか、それが20代の半ばで60kgを越えてからは、30代後半までは62、3kgをキープしていたと思う。本屋のニイちゃんってけっこう重労働肉体労働だったもんな。

 それが40歳前後からフツーの会社員とか損害保険のプロ代理店研修生とかで過ごすうちに、いつのまにか65kgぐらいがフツーになってしまった。

 最近はすっかりデスクワーク中心になってしまい、限りなく70kgに接近してしまったのは、ベルトの穴の位置とか、昔のズボンの前ボタンが留まらなくなったとか、あるいは自宅の風呂に入った時、湯船に浸かった時と湯船から上がった時の浴槽の喫水線の落差などで、思い知るのである。

 しかしながら定期的に、半年周期か1年周期で痩せることも事実であり、今はビミヨーに痩せていると思う。

 それはベルトの位置でも確認出来るのであるが、数ヶ月前から、朝食のご飯の量を半分にしたり、昼食は和食中心で腹八分、夜はお米ご飯を絶対に口にしない、肉類と油モノは極力避けるというような食生活を続けているからなのかもしれない。

 でも、正月を境にしていつも再び太り始めるんだなあ。

 痩せたと実感したとたんにリバウンドって言うのだろうか、また元の体重に戻ると言うか、以前のピーク時を少し越えてしまうと言うか、本来、経済とか株価などもかくあるべきなのであるが、何故か、体重だけが景気がよくなってきちゃうんだなぁ。

 日本の経済もオレの体重みたいに増減を繰り返しながら結果的には少しずつ上がっていくといいんだけど、、、、。


11月13日:

・ブロードバンドの事務所での有効利用法

 事務所にフレッツADSL8Mを導入して一週間、なにか劇的に変わったかと言うとコレがあんまし変わっていないなぁよくよく考えて見れば、、。

 事務所でやるインターネットと言うと、第一にメールのチェック。

 最近はメールでの資料請求や相談依頼が増えてきたので、専用回線での常時接続は便利と言えば便利。でも四六時中パソコンの前でじっとメール到着を待っているワケではないので、以前と状況は同じ。

 第二に情報検索と情報収集。

 なんか判らないこともっとよく知りたいことがあれば即検索エンジンでチェックが原則で、特に「Google」以後は業務でも私的関心事でも劇的な情報収集が可能になった。でもコレもISDN時代と本質的な差違は無い。
 
 第三がアサヒ・コムとかヤフーでの最新ニュースのチェックだろうか。

 通信速度が高速になったことそれ自体が「劇的変化」として評価すべきなのだろうが、ライフスタイルとしてのインターネット環境の本質的変化とは言えないと思う。

 まぁ、エログロナンセンスな画像の高速ダウンロードが可能なのだけれども、そんなのは1995年頃からの数年間、ニュース・グループでの配信でさんざん見尽くしたのでもはや驚きもないし、ストリーミング映像を観るってのも事務所で仕事中にやるべきことではないしなぁ。

 で、行き着いたのがインターネットラジオ局のチェック。

 RealAudio とかメディアプレイヤーで世界中の音楽放送局が聴けることを思い出した。

 以前ISDNの時も試したことがあるけど、ちょっと通信速度に無理があったので、すぐに止めていました。

 ブロードバンドならもしかして快適かもしれないと再び試したらコレが上出来なのであります。

 ただ今、メディアプレイヤーにて黒人ブルースの専門局を聴いています。CDもいちいち取り替えなくても長時間聴けるし音質もクリアです。それにISDNの時みたいに途切れないし。

 これはイイですね。家でも時々、MacのiTuneでやってるけど、事務所のMacのOSバージョンでは動作しないのが辛いなぁ。

 と言うことで、ただ今のところ、事務所へのADSL導入による劇的変化は、有線放送代わりのインターネットラジオ局のリスニングであるという事例でありました。


11月12日:

・本日のニュースから

アサヒ・コム( http://www.asahi.com/national/update/1112/012.html )
からの引用。
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「ミュージシャン、大麻所持容疑で逮捕」

 熊本県警は11日、東京都杉並区浜田山2丁目、ミュージシャン南正人(58)、広島県福山市瀬戸町長和、同、山本信治(49)、熊本市坪井6丁目、ライブハウス経営園田誠弥(36)の3容疑者を大麻取締法違反の疑いで現行犯逮捕した。南容疑者は「ヒッピーミュージック」の日本の第一人者とされる。
 熊本北署の調べでは、3人は11日、園田容疑者の自宅で乾燥大麻をかばんやジャケットなどに隠し持っていた疑い。南容疑者は10日夜に熊本市内のライブハウスで演奏を行い、園田容疑者の自宅に泊まっていた。内偵中の県警の捜査員が踏み込んだ。園田容疑者の自宅からは大麻草8鉢や大麻の吸引パイプなども押収された。 (11:11)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

<れのん的コメント>

 昔、自分の下宿部屋に南正人のモノクロポスター写真をデーンと貼って悦に入っていた。姫路に居た頃のハナシだが、ライブコンサートで南正人を聴いてすっかりファンになってしまったのだった。

 身長180センチ以上の大柄で長髪&髭によれよれだけど妙に似合うTシャツとジーンズ、そして下駄履きの格好で歌う「デルタ・ドーン」(Delta Dawn:直訳すると「デルタの夜明け」:Delta はミシシッピーデルタすなわちアメリカのミシシッピー川の下流域でいわゆる南部最深部地帯のことだと思う。)がとても良かったのであった。

 あの頃の俺も、背中の中頃までかかる長髪にひげ面、しかし持って生まれた短足なので当時大流行のベルボトムは絶対に駄目でスリムジーンズ、米軍払い下げのカーキ色の頑丈な木綿のバッグとギターのハードケースを抱えて、下駄履きで北九州に帰省したものであった。ただし身長は162センチだったけど、、。

 故郷にニシキを飾るにはヒンシュクもんの格好だったが、大人どもがオレを見て眉をひそめるのが楽しかったりしたのだった。

 で、ただ今、30年ぶりぐらいのロングヘアー状態。後ろ髪に束ねているけど、とっても合理的なヘアスタイルで満足してます。

 えーっと、南正人だったなぁ、ま、タイホされたとは言え、まだ現役でコンサート活動もしていて元気にご活躍されているようでなによりでした。


11月11日:

・帰りの新幹線で読んだ週刊誌

 車中での暇つぶしに週刊新潮を買いました駅のホームの売店で。とてもオッサン臭い情景ではありますが、本当にオッサンなんだから仕方ないか。

 で、一番の注目記事は「特別読物 没後4年 『淀川長治さん』のタブー『ホモ人生』の真実」。

 おお、ほーか、あのサイナラおじさんのかねてからの「ウワサの真相」がようやく明らかにされるとゆーワケなんだな、とばかりに「他人の不幸は蜜の味」的ワイドショーネタを期待したら大いに肩透かしを食らうことになる。

 コレはコレでとっても良い読み味の一文である。さすが元「キネマ旬報」編集長の白井佳夫氏が書いた名映画解説者・淀川長治氏へのオマージュとも言うべき読み物ではあった。

 「サイナラおじさん」が死してなおゴシップにまみれても誰も喜んだりはしないのだ。

 ところで週刊新潮と言えば「黒い報告書」。男と女の事件簿と言うか、ずばり情痴殺人事件のインサイドストーリーなのであるが、ま、要するに「金とセックスと男と女」のハナシである。

 フツーの男女と言うか少し道を踏み外しつつある男女が行き着くはては「赤い着物か白い着物」ってコトなのだろうか、ちょっと教訓バナシ的であるのが、「週刊新潮」らしいのかも。

 同じ新潮社の雑誌でも「新潮45」の殺人事件の例証記事のほうが、頁数も多く、社会性の切り口もより深くてレベルが高いと思う。

  というワケで、昨日、北九州へ帰還する新幹線の車中ではヒマだったので隅から隅まで週刊誌を読んでしまいました。



11月10日:

・大阪の朝

 すこし二日酔い気味で午前6時頃に目覚めました。

 アパホテル大阪谷町の702号室。狭いシングルルームです。インターネット予約ではなくて電話で直接予約したのですが、インターネットで予約するよりも千円以上高いです。

 アパホテルってなんにも無いホテルだなあ。冷蔵庫があるけど持ち込み用。ま、すぐ近くにコンビニがあるので安上がりと言えば安上がり。

 ホテル内の机にアパホテルの社長の本が置いている。

 ひとえまぶたで帽子をかぶってどぎつい口紅にコテコテの総天然色な衣装の写真の表紙。本の題名が「私が社長です。」、とシンプル。フツーのカッコしてたらすれ違っても知り合いでも全然気づかないようなホント、フツーのオバちゃんだよなぁ、と表紙の写真を見ながら思った。

 昨日は寝る前にマッサージを頼んだら若いニイちゃんがやって来た。

 小一時間ほど首筋とか肩とか腰とか揉んで貰ったのだけど、「このコリは重症ですね」と言われてしまった。最近眼鏡が合わなくなっているのだけどそれが原因だろうと言う。ほんと最近は老眼がひどくなって苦労してます。

 午前中は昨日に引き続いて「業務研修」です。昨日の午後からの研修はちょっと居眠りしてしまった。

 研修が終わったら、少し大阪の町をブラついてみようかな。

 昔、よく聴いた「ぼちぼちいこか」という上田正樹と有山淳司(字が違うかも)のLPを思い出した。

 さてさて、そろそろ、「ぼちぼちいこか」、、、、。



11月9日:

・新幹線にて

 大阪への車中で書いてます。

 Let's note PRO & AirH" でインターネット接続してみました。

 おお接続できる!!

 山陽新幹線はトンネルが多いのですが、トンネル通過中は通信状況が悪くなりますが断線(?)せずにトンネルを出ると再び正常接続モードに復帰します。

 ただ今、山口県を通過中。雲が多いけど晴れてます。のどかな山間部の田園風景。でも寒いんだろうな。

 アサヒ・コムをチェック。「女優范文雀さん死去」享年54歳。合掌。

 記事によると「野良猫ロック」シリーズに出ていたとある。そうだったか。あの日活ニューアクション傑作映画群では梶芽衣子の印象が鮮烈だった。「野良猫ロック・暴走集団70」の原田芳雄も大好きだ。

 モバイルノートに向かいながらiPod を聴いてます。自分のCD200枚からの選りすぐりの150曲ほどをランダムに聴くことが出来る。これでもまだiPod の容量の7分の1ほどしか使ってません。

 ジミヘンの「レッドハウス」からクラプトン「ノッキン・ヘブンズ・ドア」、ファッツ・ドミノの「マイ・ブルーヘブン」と続き、今はビートルズの「イエス・イット・イズ」が流れています。うーーん、次はサム・クック「チェインズ・ゴナ・カム」、、、涙無しには聴けない曲です。本当に涙目になってきた。

 さて、久しぶりの大阪はいかに。


 で、ただ今、新大阪駅のコーヒー店にて、更新作業開始。

 うまくアップロード出来るかな。では、では。



11月8日:

・本日の血圧、、、。

 今日は午前中に2週間おきに定期診察に通う内科医院へ行って来ました。事務所から徒歩3分くらいかな。例によって高血圧の検診です。

 で、今日の血圧測定結果は、上が131、下が89、パルスが72でした。

 ハッキリ言って、ボクは気が小さいニンゲンなので、病院で血圧を測る時はいつも身構えて緊張してしまうと言うか、「ああ、これから血圧を測るんだぁ、高めに出たらどうしよう、先生に叱られるかなぁ。それにあそこの看護婦さんって40代50代のオバさんばかりでなんかいつもジロジロみるんだよなぁオレのこと、あんまり目を合わせないようにしてるんだけど、それが妙にヨソヨソしぃってゆーか変にアタシのコト意識してるんだわこのシトってカンチガイされても困るしなぁ、あーー看護婦さんの白衣見てると心臓がドキドキしてしてきたぁあーどー・し・よ・う、、、、。」てな具合なんで、やっぱり高めの計測結果が出てるんじゃないかと思い、事務所帰ってからもう一回血圧を測定してみました。

 事務所での結果は、上が123、下が84、パルス63でした。病院で測るより10近くも下がってます、、、、。

 やっぱりなぁ、ボクってなんて小心者なんだろう。



11月7日:

・交差点でエンスト

 昨日、ロドスタを運転中、交差点を右折しょうとして対向車をやり過ごし、さあ行こかと云う時にエンストしてしまった。オレも運転ヘタやなぁ。

 どうもまだAT車のアクセルの踏み込みのクセが残っているのか、時折、お上品にゆっくりそろーっとアクセル踏んじゃったりして、エンジン回転が充分に上がらないうちにクラッチを繋いでしまって、カクッとエンストしてしまいました。ま、オレもまだ運転ヘタやなぁ、。

 さて今日は分単位での業務遂行、新規相談者からの電話も多くて、大変です。

 昼食もそこそこに、今、書いてます。

 ほとんどアリバイ的書き込みだったりして。

 夜は、自動車当て逃げ事故の修理代金についての「念書」を作成したので、その記名押印の立ち会いもあります。

 まだ、風邪はひいてません。

 週末の大阪行きはなんとか体調良好のままクリア出来るだろうか。


11月6日:

・ADSL開通

 本日、事務所のADSLの回線工事でした。専用の電話回線を開設するだけの工事で、モデムとルータの設定は自分でやりました。

 例によってすんなりとはいかなかったけど、原因をひとつひとつ潰しながら、ようやく「完成」にたどり着くのは、PCの自作やMacの分解再生と同様、けっこう楽しいものです。

 ADSLと云うと売りの「スピード」はいわゆる「公称最大値」なので、ホントのところの「実効速度」がどうなのか気になるところです。

 で、インターネット上でも実効速度を計測出来るサイトがいろいろあるので、早速試してみました。以下が結果です。

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測定サイト http://www.bspeedtest.com/ v2.0.8
測定時刻 2002/11/05 15:49:05
回線種類/線路長 ADSL/0.5km
キャリア/ISP NTT flet's ADSL 8Mbps/nifty
ホスト1 WebArena(NTTPC) 5.1Mbps(1441kB,2.4秒)
ホスト2 at-link(C&W IDC) 4.38Mbps(1441kB,2.8秒)
推定最大スループット 5.1Mbps(640kB/s)
コメント NTT flet's ADSL 8Mbpsとしてはかなり速いです!
おめでとうございます。(1/5)
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 結構高速な結果が出ました。自宅のJ−comのブロードバンドは、実効速度が2M出ません、、、、、。

 事務所の場合、NTTの基地局が近く(530m)にあるので高速な結果が出たのかもしれません。

 さきほど国会中継のストリーミングを試してみました。音声も画像もクリアでした。

 画像ファイルのダウンロードも高速で「デジカメ写真館」もあっという間に完全表示出来ました。

 あとルータからハブを介してLAN上で繋がる5台のパソコン(Mac含む)で同時にブラウザ表示を試しましたが、それぞれでストレスなく閲覧可能でした。

 こないだも書いたけど、インターネットも業務遂行の阻害要因になるので、業務使用優先を肝に銘じないとなぁ。仕事するフリして「2ch」のログ閲覧してたりして、、、、。


11月5日:

・せっかく洗車したのだけれど、、、、。

 昨日は天気予報から雨マークが消えており、週間予報では当分雨が降らないようでもあり、それに朝は日が射して良い天気だったので、久しぶりに洗車しました。

 と言っても、事務所の駐車場でバケツ一杯の水を洗車タワシで振りかけながら汚れを落として雑巾で水気を取り、あとは拭くだけでワックス掛け出来るとかいうやつでサササっとぬぐっただけの全所用時間15分程度の作業です。

 それでも結構キレイになるもんで、さぁ今週は気分良く車を運転出来ると思ったのですが、夕方から雨が降ってきました。まぁ、こんなもんでしょうね。

 今週は平日稼働日数が4日しかない上に、週末の土日は大阪に行くので、フル回転のスケジュールです。風邪を引かないことを祈るのみ。


・「デジカメ写真館」更新情報

  「写真館」久しぶりの更新は、「航空自衛隊・築城基地・航空祭」と「ブルーインパルス 築城基地航空祭にて」の2本立てです。

 ちょうど3年前の今頃ですが、福岡県築上郡築城町の航空自衛隊築城基地で毎年開催される航空祭に行ったときの模様です。

 「ブルーインパルス」は、フォトショップでリサイズ&色補正する時に一部失敗と言うか妙に青色が強くなってしまいました。まぁイイか、、、。

 どちらも枚数が多いです。(アナログモデムだとちと辛いかも、、、。)


11月4日:

・車の呪縛からの解放

 車を持っているとどうしても常時使わなければ気が済まないワケで、フツーは便利であると云うただそれだけの理由なのだけれど、なかにはせっかく高額のローンを組んで買ったんだから「ほれ、道行く者どもよ、オリャーこんな高級車に乗っているんだぜぃ!」と街中をデモンストレーションしなければ気が済まないヒトもおられるだろう。

 ウチの事務所に「多重債務問題」で相談にこられるかたがたにも、「なんで、収入以上のローンを組んでまでして、こんな高級車に乗っているんだい」とフト感じてしまうようなヒトもいたりなんかする。

 で、たまには、特に休日なんか車を家に置いて、バスなど使って街に出てみるのもイイんじゃないかと思い立ち、昨日はふらり小倉の街に出かけました。

 車が無いと駐車場を探すのに苦労しないで済むのがいいな。日曜祭日はデパートの駐車場の待ち時間なんか辛抱するだけでストレス溜まるもんね。

 北九州で唯一のデパートになってしまった「井筒屋」の地下食料品売場なんか探索したのだけど、スーパーの食料品売場とは全然違うおもむきで楽しいもんです。

 お酒のコーナーで、焼酎の試飲をやってたけど、車が無いから平気で飲めるのが嬉しい。現在、道路交通法が改正されて、単なる「酒気帯び運転」でも罪に問われるようになったので、いったんアルコールを口にしたら絶対に車を運転してはイケナイのである。これは単にオレはマッポ嫌いだからコレぐらい平気だよ、とゆー次元のモンダイではない。こういうときに限って人身事故を起こすのである。そうなりゃ本当に「刑務所行き」なんだな。

 ま、そういう意味でも、たまには車所有の煩雑さから解放されて気分転換すると、けっこう楽しいものだなぁと実感した次第です。



11月3日:

・結局、8Mにしました、、、。

 事務所でのインターネット接続がまだISDNのままだったので、そろそろ事務所にもブロードバンド導入しようかなと思い立ち、あれこれ検討しました。

 当初、光ケーブル下り最大100MのBフレッツを実際に申し込んだのですが、回線工事の承諾書を事務所の大家さんから取り付けなくてはいけなかったりして、面倒臭くなってフツーのフレッツADSL(8M)に変更しました。メンドクサイのはキライです。だって、ウチの事務所の大家は広島県大竹市の司法書士なんだもんね。

 光ケーブルは大阪有線とかの動向が要注意だし、今後、事務所周辺地域でサービスが開始されたら問い合わせてみようと思う。

 フレッツADSLは既存の回線の共用ではなくて、もう一本専用の電話回線を導入することにしました。今は電話加入権とか必要なくてレンタル感覚で電話回線を引けるので便利ですね。

 11月から始まった12MのフレッツADSLモアも考えたけど、導入可能かどうか調査が必要だとNTTのヒトに言われて、面倒臭くなって止めました。メンドクサイのはキライです。

 機器の設置とか接続の調整とかは自分でやると言うことで、見積書から1万円カット出来ました。2、3日前にADSLモデムとルータが届いていたので、本日は設置作業をしました。
 あとは5日の回線工事を待って、電話回線をモデムに接続し、今はまだISDNのダイアルアップルータ(SL128-SOHO-10 )に繋がっているLANケーブルを引っこ抜いて新しいルータに接続すれば良い段取り。

 プロバイダはNifty利用なので、NiftyにもISDNからADSLへの変更手続きを済ませました。

 コレでようやく事務所でもブロードバンドなんですが、インターネットも業務遂行の阻害要因となるので、あんまり楽しすぎても問題ですね。

 さて、今日も冷たい雨模様。街に買い物に出かけても、さぞかし人が溢れていることだろう。人いきれでストレスを感じるのも嫌だな。

 日がな一日、コタツに入ってのんびりするのが最高の贅沢かも知れません。


11月2日:

・本日の北九州

 4、5日前の天気予報では、この連休中は晴れマークだったけど、今朝の新聞では土・日・月と雨マークが付いていた。残念。しかも寒いです。晴れていたらロドスタで遠乗りしようかなと思っていたのだが、やめよう。

 さっきガソリンスタンドに行ったら灯油の缶を抱えた人が群がっていた。事務所のファンヒーターの「火入れ式」も数日前に済ませました。今年の3月ごろの灯油がまだ残っていたのでそのまま使いました。古い灯油を燃やすとなんか悪影響があるのだろうか。

 松井のFA権行使で大リーグ行きのニュースは、まぁ予想されていたのであんまり驚かなかったけど、それにしても「朝日新聞」のはしゃぎっぷりは一体なんなんだ?昨日の夕刊は第一面のトップ記事で社会面(いわゆる三面記事)でも破格の扱い。

 今日の朝刊も社会面のトップで、その脇があの「北九州少女拉致監禁事件」の緒方被告の供述関連記事だった。こっち(拉致監禁事件)のほうが、凄絶な内容なのでもっと情報を知りたいと思うのだが、、、。

 事務所から徒歩3分の小倉裁判所(正確に言うならば、福岡地方裁判所小倉支部ですが)の隣が拘置所であり、そこには「拉致監禁事件」の一方の当事者(まだ容疑者と言うべきか)である松永被告が収容されているんだなぁ。

 あの事件も「拉致監禁」から「親族大量殺人・死体損壊遺棄事件」になりつつあると言うか、もうなってしまってるようですが、あれって「ミニカルト」的な色合いがあるんじゃないだろうか。(そう言えば、こないだも同じ福岡県で宗教がらみのミイラ死体発見事件があったのです。)

 閉ざされたマンションの空間が松永被告のカリスマ的強権に支配され、異端の不服従の者を抹殺することが松永に対する忠誠の証として純粋培養されていったのだろうか。それはスターリンやポルポトの粛清、連合赤軍の同士抹殺、オウム真理教の一連の事件などの本質と無関係ではない。

 それは人間だれもが持つ「心の暗部」の問題であろう。日常は「モラル」や「社会関係」によって封印されているはずの「暗部」が、解き放たれる時と言うのは、以外と簡単なのかも知れない。

 「どんよりと曇れる空を見て居しに、人を殺したくなりにけるかな」啄木

 寒風吹き抜ける暗い曇り空をながめながらの書き込みでした。


11月1日:

・失われた10年、、、、、。

 竹中金融大臣の改革もあれこれ横ヤリが入ってどうもすんなりとはいかないようである。

 学者大臣の「机上の理論」をそのまま実践することに多少の危険性を感じないわけにはいかないが、このまま為すすべもなく日本経済が滅び行くのを結果的に放置することのほうがもっと罪が重たいだろう。

 銀行経営者に対して我が身の保身ばかりに汲々とするなと言ったところで、コイツらは、特殊法人に天下りして再び莫大な退職金を掠め搾る木っ端役人らと同類、我が一般国民の預貯金や血税がどうなろうと知ったことではないのだろう。

 バブル経済崩壊後の「失われた10年」のあと、ただ今、「何もしないままの10年」が刻々と経過しようとしている。

 そのうち景気も底入れしていつかまたバブルが再来し、そうなりゃ「不祥事」も「不良債権問題」も雲霧散消して「経営責任」も問われずに済むだろうと云う「希望的目論見」を抱きつつ、いつの間にか「失われた10年」が経過してしまったのだろう。

 今度は、デフレスパイラルの究極において現出する「ハイパーインフレ」になれば、「不良債権」も国の借金もおおむねチャラ、そのかわり国民の財産の価値が下落しょうと、年金の原資が消滅してしまおうと、特別会計や財政投融資に湯水のごとく注ぎ込んだ郵便貯金が回収不能になろうと知ったことではないと云う腹づもりではないかと勘ぐりたくもなる。

 啄木よろしく「時代閉塞の状況」を憂う柄ではないが、いくばくかの「怒り」がふつふつと沸いてくる今日このごろではある。


・「れのん亭日乗」2002年10月

・「れのん亭日乗」2002年9月

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